No.113 日々の生活に潤いを与えてくれる6枚
2009/03/10 | タグ:Henrik Schwarz/Ame/Dixon m-flo Radio Slave スチャダラパー 安室奈美恵 高橋幸宏
ポケットモンスターのグッズを扱うお店〈ポケモンセンター〉にて、〈おねむりピカチュウまつり〉を開催するという広告を目にしました。おねむりピカチュウ……なんと平和なまつりなのでしょうか。殺伐とした現代ニッポンにおける、最強の癒しスポットだと思いました。3月15日くらいまでやってる(らしい)まつりの詳細はこちら。というわけで今週は、おねむりピカチュウよろしく、日々の生活に潤いを与えてくれる6枚を紹介します。
■恒例のJ-POPモノ
1. 安室奈美恵 “WILD/Dr”まずは毎回紹介してる気もする安室ちゃんから。約1年ぶりのニュー・シングル“WILD/Dr”が登場です。〈コカ・コーラ・ゼロ〉のキャンペーン・ソング“WILD”は、バッキバキの4つ打ちエレクトロ・チューン。〈ヴィダルサスーン〉のCMで使われている“Dr”は、クラシックの名曲“ボレロ”をネタ使いしたダンス・トラック。どちらの曲も、BPMが異様に速い! 昨年のシングル“60s 70s 80s”を凌ぐアグレッシヴなサウンドに仰天。今年も安室ちゃんは、攻めの姿勢を崩さすひた走ってくれそうです。
2. m-flo『m-flo inside-WORKS BEST III-』続いては、m-floの〈外仕事〉集『m-flo inside-WORKS BEST III-』。DOUBLE“SUMMETIME”などのVERBAL参加曲や、Crystal Kay“I Know”といった☆Taku Takahashiのプロデュース~リミックス曲をコンパイル。MADEMOISELLE YULIAをフィーチャーした初期ハウス風の新曲“What Now?”も収録してます。さらに、☆Taku氏によるm-flo楽曲のミックスCDとの2枚組仕様。ファンには嬉しいマテリアルですが、そろそろご無沙汰のオリジナル新作も聴きたいところですね。
■ヴェテランたちの充実作
3. スチャダラパー 『11』スチャダラパーの『11』は、タイトルそのまんまに11作目のオリジナル・アルバム。これだけの作品を残してるヒップホップ・アクトは世界的に見ても稀なんじゃないでしょうか。強靭でありながらフレッシュなビート群にも唸らされますが、それ以上に強烈な印象を残すのが辛辣を極めたへヴィーなリリックの数々。いま最も社会派な日本語ラップ・グループは彼らなんじゃないか?とすら思ってしまいました。ギター・ループの浮遊感が気持ち良過ぎる“ライツカメラアクション”や、木村カエラを迎えたキャッチーな“Hey!Hey!Alright”の先行シングル2曲も、もちろん収録してます。
4. 高橋幸宏 『Page By Page』高野寛や原田知世らとのバンド、pupaでの活動も記憶に新しい高橋幸宏。3年ぶり、22作目となるソロ・アルバム『Page By Page』をリリースします。Sketch Show~YMO~pupaを通して培ったエレクトロニカ的サウンドを継承しようとも、スティーヴ・ジャンセンや小山田圭吾(コーネリアス)、アトム・ハートといったゲスト陣を多数迎えようとも、この新作で展開されているのは、まぎれもない〈幸宏ソロ〉の世界。氏独自のポップ・センスと、あのジェントルな歌声を心ゆくまで堪能できます。なお、本作発売と同時に、過去のソロ作が一斉にリイシューされるので、こちらもチェックを。
■テックなダンス・ミュージック
5. Henrik Schwarz/Ame/Dixon 『The Grandfather Paradox』ドイツのテクノ・レーベル〈Innervisions〉を主宰するアームとディクソン。そして、同レーベルの人気者、ヘンリック・シュワルツ。このお三方による連名ミックスCD『The Grandfather Paradox』がリリースされます。本作は、なんといっても選曲のバリエーションがハンパない! 現代音楽のスティーヴ・ライヒに始まり、ニュー・ウェイヴ・バンドのリキッド・リキッド、ファンクのサイマンデ、映画監督にして音楽も手がけるジョン・カーペンター、ジャズ界のユセフ・ラティーフ……などなど。それでいて音的にとっちらかった印象はなく、テッキーな電音ジャーニーに仕立て上げているのがさすが。ミックス使用曲を中心にお気に入り曲をまとめたノン・ミックス・コンピとの2枚組になっております。
6. Radio Slave 『No Sleep At All』病的なテック・ハウスを量産し、ダンス・ミュージック最前線をひた走る男、マット・エドワーズことレディオ・スレイヴ。最後は、彼の人気12インチ・シリーズ〈Sleep〉の5作をコンパイルした日本企画盤『No Sleep At All』をご紹介。ミニマルなトラックがダビーに変容していく“Weeeze”や、ドラッギーな上モノがサディスティックに暴れまわる“Grindhouse”など、フロアを狂乱に導くキラー・トラックがずらり。CD派のテクノ・ファンは待ちに待った一枚でしょう。そんなところで今週はおしまい。また来週であります。ではでは。
●今回紹介したディスクはこちら↓で購入することが可能です
『m-flo inside-WORKS BEST III-』
『11』
『Page By Page』
『No Sleep At All』






























“WILD/Dr”