No.045 祭りの後の寂しさをなぐさめてくれる6枚
2007/11/05 | タグ:Devendra Banhart Vashti Bunyan ゆらゆら帝国 スターリン 久保田麻琴 冨田ラボ 杉山晋太郎 森大輔 湯川潮音 細野晴臣 裸のラリーズ
学園祭シーズン到来!というわけで筆者も母校の学祭へ行って参りました。が、ビール片手にぷらぷらしてたら、女子大生にやんわりと叱責される始末。
す、すみません、飲酒禁止とは知らなかったんです……としょんぼり帰路へ着きました。というわけで今週は、祭りの後の寂しさをなぐさめてくれる6枚です。
ナイス・コラボのJ-POP
1. 森大輔 enjoy with 冨田ラボ“雨雲”まずは、シンガー・ソングライターの森大輔と、冨田ラボこと冨田恵一のコラボレーションによるシングル“雨雲”(11月7日発売)をご紹介。名門レーベル〈ATLANTIC〉に所属し、ニュー・ソウルをこよなく愛する森大輔と、当代随一のポップ・マエストロと称される冨田恵一との相性は抜群。洗練されたソング・ライティングとアレンジが心地よい、珠玉のバラードとなっております。
2. 湯川潮音“ギンガムチェックの小鳥”続いては、湯川潮音の新曲“ギンガムチェックの小鳥”(11月7日発売)。こちらは、NHKが誇る歴史的番組〈みんなのうた〉の〈10月・11月のうた〉に起用された楽曲です。合唱隊出身の湯川嬢は、かねてより〈みんなのうた〉への参加を熱望していたそうで、今回はまさに、夢のコラボ実現と言ったところでしょうか。メルヘン・タッチでミステリアスな彼女の魅力が存分に詰め込まれた会心作です。通常盤のほか、〈みんなのうた〉の映像も収録された〈CD+DVD〉仕様も同時発売となっております。
アシッド・フォークの重要盤
3. Devendra Banhart『Smokey Rolls Down Thunder Canyon』現代アシッド・ファーク界隈の中心人物、デヴェンドラ・バーンハートが、5枚目のアルバム『Smokey Rolls Down Thunder Canyon』(11月14日発売)をリリースです。かねてからカエターノ・ヴェローゾと比較されるなど、アシッド・フォークでは括り切れない多彩すぎる音楽性を備えていた彼ですが、本作ではそのヴァラエティっぷりがさらに拡大。最近のゆらゆら帝国にも通ずるような奇怪なサイケ世界を提示しております。
4. Vashti Bunyan『Some Things Just Stick In Your Mind』そのデヴェンドラとも交友のあるアシッド・フォーク第一世代のミューズ、ヴァシュティ・バニヤン。彼女が活動初期(64年~67年)に残したアルバム未収録音源をまとめた2枚組『Some Things Just Stick In Your Mind』(発売中)が発売となりました。当初の彼女がポップ・シンガーとして活動していたことはよく知られるところなので、フツーの60年代ポップス集みたいなものかなー、なんて若干タカをくくりつつ購入してみたんですが……いやはや、これはこれで大変素晴らしいです。シンプルでフォーキーなポップスでも、彼女の歌声が加われば、そこに幽玄のアシッド世界が現出するのでありました。
日本のアシッド重要盤
5. 久保田麻琴『まちぼうけ』国内のアシッド・フォーク重要盤もリイシューされたのでご紹介。久保田麻琴のファースト・ソロ『まちぼうけ』(発売中)です。こちらは、久保田氏が裸のラリーズ在籍時に制作した名作。アシッドもの特有の冗長な感じがない、非常にポップな手触りのアルバムとなっており、細野晴臣『HOSONO HOUSE』なんかが好きな方にもばっちりおすすめできます。久保田氏本人が監修を務めており、最新インタビューも封入されてますよ。
6. 杉山晋太郎『NEWTON'S OBLIGE』最後は、元ザ・スターリン/非常階段のベーシスト、杉山晋太郎」が残した唯一のソロ・アルバム『NEWTON'S OBLIGE』(発売中)を。2年ほどまえから再発のアナウンスはされていたのですが、先ごろ、ようやっと発売と相成りました。前半はヴォーカル楽曲、後半はインストで構成された本作。そのサウンドを上手く形容するのは難しいですが、80年代の日本のアングラ・シーンの中でこそ生まれたアシッド・ロックの傑作だと思います。ではまた来週。
●今回紹介したディスクはこちら↓で購入することが可能です
“ギンガムチェックの小鳥”
『まちぼうけ』
『NEWTON'S OBLIGE』























