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No.089 ブログを読みながら聴きたい6枚

2008/09/16 | タグ:

Text:OOPS!編集部澤田

 芸能人ブログ全盛の昨今ですけど、誰のブログを読んでますか? 筆者のお薦めは坂本ちゃんブログ。80年代歌謡曲から最近のJ-POPまでのマニアックな話が頻出するのが興味深いです。みんなで坂本ちゃんを応援しよう!というわけで今週は、ブログを読みながら聴きたい6枚をご紹介します。

●J-POPのナイスな2枚

1. 鈴木亜美“can't stop the DISCO”(9月24日発売)
鈴木亜美“can't stop the DISCO”プロモ・クリップ

 今週もJ-POPからご紹介。デビュー10周年を迎え、アニヴァーサリーな活動を色々と実施中の鈴木亜美が、ニュー・シングル“can't stop the DISCO”をリリースします。今回も、もちろん中田ヤスタカ(Capsuleがプロデュース。なんですが、80年代のニューロマ~エレ・ポップに近い質感のエレクトロニック・ディスコとなっており、これは微妙なところで新機軸なのでは。アゲ過ぎず、ダーク過ぎずのグルーヴ加減もいい感じ。レイヴィーなエレクトロ“climb up to the top”と昨年発表した“SUPER MUSIC MAKER”の新リミックスとの3曲入りです。

2. □□□『Tonight』(9月24日発売)
□□□(クチロロ)“TONIGHT”プロモ・クリップ

 オリジナル・メンバーだった南波一海が脱退し、再びデュオ体制となった□□□(クチロロ)が、5枚目のアルバム『TONIGHT』を発表です。2007年の『GOLDEN LOVE』ならヒップホップ、2005年の『ファンファーレ』なら歌ものポップス……という風に、フル・アルバムでは特定のサウンドに照準を絞り込んできた彼らですが、本作は持ち前の多岐に渡りまくる音楽性すべてを放り込んだような仕上がり。インストのハウスから打ち込みファンク、ラヴァーズ、もちろんヒップホップに歌もの。それらすべてに眩いばかりのポップネスを封じ込めた、□□□の□□□たる所以が明快に伝わってくるアルバムです。

●アート?なストレンジ・ミュージック

3. ジョンとポール『“SINGS”+“Moonwalk”』(発売中)

 ポップな現代音楽を作り出すユニット、ジョンとポール。彼らが2枚組の新作『"SINGS"+"Moonwalk"』を発表します。ディスク1はスタンダード・ジャズ集。リズムボックスとギターのみをバックにしょぼいヴォーカルがゆるゆる歌い、間奏ではモノ・シンセが奇妙なソロを取る……といった具合のサウンドが展開されており、例えるならば〈チェット・ベイカー meets ヤング・マーブル・ジャイアンツ〉といった趣き。そしてディスク2は、ディスク1のすべてを逆再生で収録。総体としては「これは一体……」という謎感に満ちてますが、聴き心地は非常にポップ。楽しい実験音楽作品です。

●ついに再発!ヒップホップ名作

4. MF DOOM『Operation Doomsday』(9月20日発売)
MF Doom“Doomsday”プロモ・クリップ

 仮面を被った孤高のリリシスト、MFドゥーム。彼が99年に発表した名作『Oparation Doomsday』が、ついに再発売されます。メロウなソースをざっくりとラフに切り出し、ループして行くという、MFスタイルの原点が詰まった大傑作。かなり早い段階から入手難となっていたので、再発を待ってたという人も多いんじゃないでしょうか。なお、彼が在籍していたニュースクール期の伝説的グループ、KMDのお蔵入りセカンド・アルバム『Black Bastards』も同時に再発となるので、こちらも合わせてどうぞ。

●ミックスCDの注目もの

5. クボタタケシ『NEO CLASSICS 2』(9月24日発売)
クボタタケシ07年9月のDJの様子

 ここからはミックスものの良作を2枚ご紹介。クボタタケシが、5年ぶりのシリーズ第2作『NEO CLASSICS 2』をいよいよリリースします。前作は、ありとあらゆる種類のサウンドを使っていたのに対して、今回は、ラテン~マンボ~スカといったカリブ海周辺のリズムをベースにした音源がほとんど。クボタタケシのパブリック・イメージに即した、ひたすらにルーディーなミックスを聴かせてくれます。THE BOOM“Vento de Amor”からSKA FLAMES“Rip Van Winkle”への流れなど、クボタ定番の繋ぎが収められているのもファンとしては嬉しいんじゃないでしょうか。

6. Idjut Boys『DEATH BEFORE DISTEMPER 3』(10月4日発売)
IDJUT BOYSが07年に来日したときのDJの様子

 ラストは、デプス・チャージが主宰する〈DC RECORDINGS〉のレーベル・コンピ・ミックス第3弾『DEATH BEFORE DISTEMPER 3』をご紹介。ブレイクビーツもののレーベルとして出発し、近年はディスコ・ダブ系の人気作品を数多くリリースしている〈DC RECORDINGS〉。今回はイジャット・ボーイズがセレクト&ミックスを担当しております。エンペラー・マシーンオシレーションらのサイケでロッキンなトラックをゆるやかに接続されていくなか、デプス・チャージによる往年のブレイクビーツ・ディスコ“Blue Lipps”が収録されているのが個人的には衝撃でした。こんな昔の曲を引っ張り出してくるイジャット・ボーイズに脱帽です。ではこんなところで、また来週。

●今回紹介したディスクはこちら↓で購入することが可能です
1. 鈴木亜美
“can't stop the DISCO”
2. □□□
『Tonight』

3. ジョンとポール 『“SINGS” + “Moonwalk”』


4. MF DOOM 『Operation Doomsday』
5. クボタタケシ
『NEO CLASSICS
2』
6. Idjut Boys 『DEATH BEFORE DISTEMPER 3』

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