OOPS! - Music Community | ウープス・ミュージック・コミュニティ

ニュースもレビューも投稿制。リスナーによるリスナーのための音楽サイト


特集・コラム
今週の5,6枚

特集・コラム Powered By Movable Type

No.033 夏目漱石「こころ」の次におすすめの6枚

2007/08/13 | タグ:

Text:OOPS!編集部澤田

 宮崎あおいに続いて、長澤まさみまでもがっ! ギャル・シーン的に受難の2007年であります。もはや我々に残された砦は蒼井優だけかもしれない……というわけで、この夏のおすすめ作品は、なんといっても蒼井優が表紙を飾った夏目漱石・著「こころ」(集英社文庫)! その次くらいにおすすめのCD6作品をご紹介いたします。

まだまだ出るYO! 夏のJ-POP 2007

AYUSE KOZUE “Sundae Love/summer time~夏の贈り物~”

 まずは、みずから打ち込みなども使いこなす現代っ子なシンガー・ソングライター、AYUSE KOZUEの最新シングル“Sundae Love”。これまでの作品は、総合監督テイ・トウワと彼女とのパワー・バランスがいまひとつ噛み合ってなかった感があったのですが、今回はキましたね~。彼女のキュートなソングライティングと、テイ氏のポップでトロピカルなサウンド・デザインが見事に合致。間違いなく今年最高峰のサマー・チューンです。スチャダラBOSEのサイド・キックもナイス仕事。彼女のMySpaceページ(→ こちら)で閲覧可能なPVもかわいいので要チェックであります。

□□□『GOLDEN LOVE』

□□□(クチロロ)“GOLDEN KING”(アルバム『GOLDEN LOVE)収録曲)プロモ・クリップ

 続いて□□□(クチロロ)。3作目のフル・アルバム『GOLDEN LOVE』を、坂本教授主宰〈commmons〉レーベルよりリリースです。オザケンが97年の問題作“Buddy”で提示し、そのままほったらかしになっていた〈ブレイクビーツとJ-POPとの融合〉に真っ向から挑んだアルバム……という風に受け止めました。特筆したいのは“COSMIC DANCE featuring HALCALI”。これ、ほとんどHALCALIの曲です。ここ最近の彼女たちの迷走を帳消しにするようなロマンティック・ブレイクビーツで素晴らしい。HALCALI好きはマストですよ。

中島美嘉“Life”

 ジャケットが微妙に怖いのが、中島美嘉の新作“Life”。COLDFEETがアレンジを手がけたタイトル曲は、過去の彼女の作品で言うならば“SEVEN”に近いライン。湿り気を帯びた歌謡曲タッチのメロディを、軽めの打ち込みサウンドが支えるミドル・チューン。個人的には、バラードよりもこういうダンサブルな曲を歌う彼女の方が好みです。また初期のハウス歌謡とかやらないですかね。

夏の午後に聴きたいシンガー・ソングライターもの

Rocky Votolato『The Brag & Cuss』
Rocky Votolato “Wrong Side of Reno”(アルバム『The Brag & Cuss』収録曲)プロモ・クリップ

 キャッチーなJ-POP界隈から一転、地味ーに枯れたシンガー・ソングライターものの秀作を一枚。みなさん、ロッキー・ヴォトラトをご存知ですか? って実は私も全く知らなかったのですが、ニュー・アルバム『The Brag and Cuss』が非常に素晴らしいのですよ。アメリカン・ルーツ・ミュージックを吸収した滋味あふれるバンド・サウンドと男泣き系のヴォーカル。こういうのを夏の午後に聴くのもオツですなあ。〈名盤探検隊〉系がお好きな方はぜひ。キャット・パワーも参加しております。

異端派ダンス・ミュージック NOW & THEN

Two Lone Swordsmen『Wrong Meetings』

 まあ、枯れてばかりもいられないので、ここらでガツンと熱い作品を注入。アンドリュー・ウェザオール率いるトゥー・ローン・スウォーズメンの『Wrong Meetings』であります。本作は、WEB限定でリリースされた『Wrong Meetings』と6月リリースの『Wrong Meetings II』とをまとめた日本企画盤。エレクトロニック・ミュージック通過後のロックンロールを展開しております。ダンスからロックへの回帰が進むUKのシーンに対する、ウェザオールからの返答とも言えるかも。

Dinosaur L『24 → 24 Music』

 最後は再発ものを。現代音楽からディスコへと転向した奇才中の奇才、アーサー・ラッセルのプロジェクト、ダイナソーLが残した唯一のアルバム『24 → 24 Music』です。12インチ・ヴァージョンなども追加収録し、初のCD化と相成りました。今やガラージ・クラシックとして認知されている“Go Bang! #5”を始め、他に類を見ない前衛ダンス・ミュージックがてんこ盛り。ここ数年の再評価の波で、未発表作品が掘り起こされまくっているアーサー・ラッセルですが、まず最初に押さえるべき作品はこれでしょう。未聴の方はこの機会にぜひ! ではまた来週。

●今回紹介したディスクはこちら↓で購入することが可能です
1. AYUSE KOZUE “Sundae Love/summer time~夏の贈り物~”
2. □□□
『GOLDEN LOVE』

3. 中島美嘉
“Life”



4. Rocky Votolato『The Brag & Cuss』
5. Two Lone Swordsmen『Wrong Meetings』
6. Dinosaur L
『24 -> 24 Music』

今週の5,6枚 の最新記事

友達にメールで教える

  • はてなブックマーク
  • newsing(ニューシング)
  • del.icio.us

特集・コラム コンテンツ