2011年5月:優勝は裸のラリーズのパクリ!?
2011年5月:優勝は裸のラリーズのパクリ!?2011/06/01
澤田えー、このコーナーではOOPS!編集員がこのひと月に聴いた新譜についてあれこれ喋りながら、OOPS!的月間ベストを選出します。
原田俺は地震が起きた時に家のCD棚が崩壊して、3,000枚はあったCDが床に放り出された。で、震災前とは価値観を変える必要があるかなと考えて、これまで人生で一番重きを置いていた〈CDを買う〉って行為をおじゃんにしてみようかしらと。去年は月に50枚は中古盤を買う狂った生活を送ってたし。いい機会だから、持ってるCDを売ってゼロにしているところです。
高橋ゼロまで持って行くんですか!
原田そこまで行けばなんか変わるかなと思って。
澤田原田さんの場合は、CDというモノを抱えた生活に疑問を持ったってことですよね。一方で、震災以降、音楽聴く気分になれないという人もいるでしょう。
原田音楽自体は割と楽しめていて、リッピングした過去の音源を聴いて暮らしてる。
高橋音楽生活は続いてると。リリース・ペースももとに戻りつつあって、洋モノだとレディ・ガガとか、大ネタが結構ありましたね。インディーなところでもジェイムス・ブレイクが大々的に売り出されたり、フリート・フォクシーズが各所で話題になったり。
澤田フリート・フォクシーズはOOPS!編集部でもヘビロテでしたね。
原田良かった。けど、ファーストのほうがハマって聴いてたかな。今回の方が作り込んでる印象がある。前作だってラフではないんだけど、フォーキーな匂いと手作り感がより強かったでしょ。
高橋ザ・バンドが好きなおじさんにもアピールしそうなレイドバック感がありましたね。
原田でも、そういう雰囲気がありつつ、過去のバンドのレプリカではないのが、このバンドの良さだと思う。特に今回は、もうちょっとハイブリッドな新しい音楽に聴こえる。
澤田新しいものに聴こえるってのはわかる。でも、その新しさってうまく説明できないですよね。あの深いエコーに何かあるのかな?
原田難しいね。ようやくグランジ以降のUSインディー出てきたってことかな。ついにニルヴァーナが終わった!
澤田断じましたね、強引に。
高橋まあリリース元はサブ・ポップだし、彼らはシアトル出身ですもんね。実際のところ、中心メンバーがまだ20代半ばなので、グランジはぎりぎり原体験にならないんじゃないですかね。
原田OOPS!としてはグランジを終わらせた秀作ってことにしよう。
澤田いいんですか、それで……。USインディーだとメトロノミーの新作も出ました。前作=1stが編集部内で大人気ってとこでもフリート・フォクシーズと共通してるかな。
原田メトロノミーはコンセプチャルなところにアート臭さがあるのにバカみたいで良いよね。なめてんのかと思うもん。
澤田魂の抜け切ったAOR風情の音楽。最初に先行シングル聴いた時は「地味だなー」と思ったんですよ。でも、買って聴いてみたら、過剰にふぬけた感じが素晴らしかった。
原田ジャケットも含めて、もはやイージーリスニングでしょ。どこまで本気でやってるの?
澤田わからないですよね。前作はクランクみたいなサウンドがフィーチャーされていたり、トゲとか面白いフックとかがわかりやすい形であった。今回はわずかなトゲもなくなってる。すごいメロウなんだけど、とっかかりがなさ過ぎて難解とも言えるというか。
高橋フリート・フォクシーズのフォークとか、メトロノミーのAORとか、ものすごい飛び級で先祖返りするバンドが多い、みたいな傾向があるんでしょうか。
原田グランジ以降、新しいものが生まれていないからです!
高橋それですべて片付けようとしてませんか……。




































