No.262 ポップな食感がクセになる、animanimus
2010/07/21 | タグ:animanimus
〈浪速のプッシー・キャット〉なんて異名をもつanimanimus(アニマニムス)は、内田PUSSI(ギター&ヴォーカル)、村山CHAOS(ベース)、北原JENNY(ドラムス)の3人によるスリー・ピース・バンド。昨年夏にファースト・ミニ・アルバムをリリース。〈フジロック〉に出演するなど、ジワジワと話題を集めてきた。
私も気になりつつ、なかなか音源を耳にする機会がなく、先日リリースされたセカンド・ミニ・アルバム『THE GOLDEN TOWER』でanimanimus初体験。うわ、いいバンドやん、といまさらながら驚いた次第です(実は数年前、蒼月書房の金本くんに「ボクの同級生のバンドなんですけど」と頂いたCD-Rが、デビュー前の彼らの音源だったことが発覚。タイトルも何も書いてない白盤だったため、聴く前に紛失してしまっていた私。すいません……)。
ぱっと聴きは、これでもかっちゅーぐらい、キャッチーでメロディアスなフレーズで押しまくる、ガレージやパンク、オルタナの臭いをまとったギターポップ。ロック/ポップスの雛形を再現しているようで、他には絶対真似できないオリジナリティーを放っている辺り、同じ大阪の大先輩・少年ナイフを彷彿させるが、ガールズ・ガレージのキュートさとチープさを持ちながらもどこかモダンで洗練された感じは、一時期のロンドン・ポップにも通じるものがあり。かと思えば、大阪アンダーグラウンドらしい(?)ノイジーでアグレッシヴな楽曲もあり。animanimus(男性の中の女性性を意味する〈anima〉と女性の中の男性性を意味する〈animus〉を掛け合わせた造語?)というバンド名もなるほど、と思わせる一筋縄では行かなさ。
もぎたてのフルーツみたいな、ハリとみずみずしさを感じさせる楽器の響きも印象的。特にザクザクとワイルドかつ軽妙なギターのカッティングは、ヘッドフォンで聴いていると頭の中でザクザク響いてくる感触がたまらない。〈オーザック〉みたいな、細かい味がどーこーよりも食感で楽しませる音楽。これもまた、ひとつのポップ!ではないでしょうか。
モデルばりにキュートでありながら魅力をふりまく、内田PUSSIを筆頭とするメンバーのポップ&スタイリッシュなヴィジュアルも、animanimusの魅力。下世話な言い方ですが、インディ―ズで放っておくのはもったいない。立ち姿がいいバンドって、それだけで才能って気がします。
音の完成度は高いけれど、まだまだ途中のバンドであろうだけに、どこに転がっていくかわからないおもしろさもあり。現在進行形で追いかけたいバンドです。
・animanimus オフィシャルサイト・animanimusの作品を紹介
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