No.261 中村よおの「トオリヌケ・キ」を見つけにいこう
2010/07/07 | タグ:中村よお
戸川昌士さんの古本屋〈ちんき堂〉で、こんなフリーペーパーをもらって帰ってきました。関西フォークの生き字引として知られる神戸在住のシンガー・ソングライター、中村よおさんの発行するフリーペーパー「トオリヌケ・キ」。A3版の紙の裏表にひとくちコラム風の体裁で、おもしろかった音楽、本、展覧会やイヴェントなど、中村さんの琴線に引っ掛かったモノや出来事が、味のある手描き文字&イラストでビッシリと綴られている。
戸川昌士さんの古本屋〈ちんき堂〉で、こんなフリーペーパーをもらって帰ってきました。関西フォークの生き字引として知られる神戸在住のシンガー・ソングライター、中村よおさんの発行するフリーペーパー「トオリヌケ・キ」。A3版の紙の裏表にひとくちコラム風の体裁で、おもしろかった音楽、本、展覧会やイヴェントなど、中村さんの琴線に引っ掛かったモノや出来事が、味のある手描き文字&イラストでビッシリと綴られている。
たとえば、私のもらったNO.303では、安田謙一×辻井タカヒロ著「ロックンロール・ストーブリーグ」、戸井十月による植木等伝「わかっちゃいるけど、やめられない!」、三浦久「ポジティブリー寺町通り」、泊の『唄声の港』ツアー、長谷川等伯展、KOBE喫茶探偵団、そして先日、逝去されたシンガー・ソングライターの藤村直樹さんへの追悼文まで……。親しい友達に近況報告をするような飾らない口調で、思いつくままに呟く様は、ある意味、紙版ツイッター。
「5/1(土)兵庫県立美術館で中山岩太展。金盃東店→LAST WALTZ」なんて日付と行動のみを綴ったスケジュール・メモ〈肴のある旅〉が楽しく、創造力を刺激するのも居酒屋・街歩きの達人として知られる、中村よおさんならでは。
それにしても、今回が303号ということは、月一回の発行だから……、もう25年も出し続けてるってこと!?
音楽を演奏することもものを書くこともラジオのパーソナリティーも、これだけのキャリアと実績を持ちながら、決して〈お仕事〉にはせず、あくまで〈趣味〉のスタンスを貫き、少年のような好奇心をキープオンしている、中村よおさん。よくマイペースでちまちまやってる自分事について、安易にライフワークという言葉を用いがちだけれど、これだけやってこそ使える言葉だよなーと。団塊フォーク世代のバイタリティーをしみじみ感じずにいられません。
本屋やレコード屋に行って、チラシやフリーペーパーをもらって帰って来る。そんな、ごくささやかだけれど失われつつある楽しみを思い出させてくれる一枚。あなたも町に出て、探してみてはいかが?
・中村よお ブログ・文中に登場したアーティストの作品を紹介
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