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井口啓子の西日本ロック紀行

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No.214 お弁当持って出掛けたいフェス〈Rainbow Hill〉

2008/09/02 | タグ:

Text: 井口啓子(SUPER!)

 扇町のごはんがおいしいライヴ・スポット、ムジカジャポニカの伊藤聖子さんといえば、自らも夕凪というバンドでロックする、大阪のバンドマンの姐御的存在。

 最近ちょっとご無沙汰していたこともあって「先月末に2周年を迎えて、んぎゃあ、んぎゃあ、云うとります」というメールに「うちも、んぎゃあ、んぎゃあ、云うとります」(※私事ですが先日、女児を出産しました~)と近況を交わすことしばし。聖子さんは開催が目前に迫った〈Rainbow Hill〉の準備でおおわらわのよう。

 服部緑地の野外音楽堂で3年前から開催されている〈Rainbow Hill〉は、ムジカ縁のフォーク~ロックのミュージシャンが一堂に会する音楽フェス。「こんな人を集めちゃいました」的なアーティスト・ネームのみがウリのフェスが蔓延する近頃ですが、〈Rainbow Hill〉は出演者はいい意味で身内なため、オープニングでいきなり即興トラッド・アカペラやったり、本人たちすら想像だにしないセッションもポンポン飛び出すなど、ゆるくもハプニングに満ちた空気が魅力。(フェス自体を楽しんで欲しいから、タイムテーブルも内緒という徹底ぶり!)

 今はなきラリーパパ&ラーネギーママグレイトフル・デッドのカヴァーで会場を沸かせたとか、曽我部恵一くんが手ぶらで草むらから会場入りしたとか、客席で遊んでいたははの気まぐれのメンバーがお客さんからお菓子をわけて貰い、お地蔵さん状態になってた――なんて過去のエピソードも、いかにもこのフェスらしい? お客さんも心得たもので、芝生で寝っ転がりながら聴いたり、お弁当を広げてピクニックを決め込んだり、絶妙なタイミングでシャボン玉を飛ばしたり。回を重ねるごとに〈Rainbow Hill〉ならでは楽しみ方を能動的に開拓してるよう。

 さて、今年はどうなることやら。主催者の聖子さんも予想不可能なだけに楽しみな様子。私はサスガに今年はムリかもですが、子連れで行っても楽しそう。果てしなく広がる空の下、虹のかかる、あの丘で会いましょう。

2008年9月14日(日)@服部緑地・野外音楽堂(大阪府)
出演アーティスト:ハンバートハンバート、ははの気まぐれ、ふちがみとふなと、夕凪、ビューティフルハミングバード、キセル、二階堂和美、ムッシュかまやつ
OPEN/START PM 12:00 ※入場時のみ混雑が予想されますので15分前には集合してください
CLOSE PM 19:00
料金:前売 ¥3,500/当日 ¥4,000
※雨天決行
●〈Rainbow Hill〉出演アーティストの作品を紹介
今年6月にリリースされた、ハンバートハンバートのアルバム『まっくらやみのにらめっこ』
07年にリリースされた、ははの気まぐれのアルバム『そろそろ時間ですよ』
07年にリリースされた、ビューティフルハミングバードのアルバム『呼吸』

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