No.199 クレイジーケンバンドの聖地・横浜に行ってきた
2008/05/08 | タグ:横山剣
前回でもちょっと触れた関西発の出版社、エルマガジン社から発売された「歩きたくなる 横濱地図本」にて、クレイジーケンバンド(以下、CKB)の横山剣さんに取材させてもらいました。ハマの親善大使、剣さんにお気に入りの店と供に横浜の魅力を語ってもらおうという企画。おなじみといえばおなじみですが、そこは担当編集者のCAMPなセンスもあって、情報誌としてはかなりムケたページが完成。これはさっそく活用すべしと連休中、箱根~横浜の旅に出掛けました。
箱根ではCKBの(今となっては伝説の)温泉宴会ライヴ「箱根ヨコワケ・ハンサム・ワールド」の帰りに立ち寄って以来、ずっと憧れてた富士屋ホテルに宿泊。メインダイニングでのディナーはまさに至福のひととき。帰ってからも古川緑波「ロッパの悲食記」を読んで、余韻に浸ってます(池波正太郎でないのがミソ?)。
さて、熱海秘宝館をひやかしつつ、いざ横浜へ。野毛の名店〈三陽〉へと向います。入るなり「ハイ、お客さん、ビール一本にネギ鶏、毒入り餃子のカップルコースね~」と強引にメニューを決められる、超下町システム。カウンターにロイヤルボックス(カウンター背後の狭い通路に強引に作られた二人掛けテーブル)が3席で飽和状態の店内には「楊貴妃も腰抜かすギャルのアイドル、チンチン麺」、「チンギスハーンもいきり立つぼくちゃんのアイドル チョメチョメ麺」といったコピーがひしめき、剣さんの〈宇宙的〉という言葉に深~くナットク。早口で喋くりまくるキュートなオヤジには、剣さんと同種の電波をビンビンに感じました。三陽オリジナルTシャツをお買い上げの旦那に「男ならMよりエロ(L)がいいよ、エロ!」とカタコトで叫ぶ、店員の姉ちゃんもイイネ!
この夜は、ディスクユニオン金野氏オススメのジャズバー〈db〉でマッタリ過ごし、翌日はCKBの名曲“珈琲ブーガル”のモデルになったという〈パンアメリカン・ホットドッグコーナー〉へ。〈「プレイガール」や「傷天」の空気が現役稼働してる〉という剣さんの言葉通り、中華街の外れに時代から取り残されたような佇まいが。中もモロ昭和のスナックまんまのカウンターのみの店で、壁は三陽と同じく、手描きコピーで埋め尽くされている。
白髪のマスターの「前にも来てくれたヨネ?」の言葉をきっかけに(実際は初訪問)、店の歴史や剣さんとのエピソードなど、しばし歓談。常連らしきお洒落なおじいちゃんが焼魚定食(もあるのだ!)を食す風景に、横浜の粋をかいま見た気がしました。
その他、〈秀味園〉で魯肉飯を食べたり、ニューグランドの〈ザ・テラス〉でお茶を飲んだり、剣さんワールドを満喫。イイ大人にこんな〈遊び〉を提供してくれるバンド、やっぱ他にないよな~と、揺るぎないオリジナリティをもつCKBサウンドのバックボーンをしみじみ再確認した旅でした。
・文中に関連(?)している作品を紹介
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