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井口啓子の西日本ロック紀行

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No.184 京都に生息する精霊ポップ集団!? SUZMENBA

2008/01/22 | タグ:

Text: 井口啓子(SUPER!)

 先日、今はなき『吉田寮食堂ライヴ』スタッフの新年会があり、部外者ながら参加してきました。

SUZMENBA“Tuning” プロモ・クリップ

 数人の親しい友人をのぞくと、実に2~3年ぶりに会う人ばかり。今も京都で音楽を続けている人、遠い土地で仕事に励んでいる人。それぞれの近況はさまざまながら、集った顔ぶれを眺めていると私自身、ユルくも楽しい京都時代がイッキにフラッシュバック。ちょっぴりセンチな気分になったり……。

 そんなこんなで、ドラヒップのむうとん&ダブマロニクスの泉ちゃんとも久々に再会。彼らが今、参加しているというSUZMENBA(スズメンバ)のCDを後日、聴かせてもらいました。

 エレクトロ・サウンドに生演奏と混声ボーカルが融合して生み出されるサウンドは、奔放なアイデアと瞬発力あふれるオモチャ箱みたい。つぶやくような即興演奏とラップが次第にトランシーなグルーヴを描き出したかと思えば、次の曲では、ドリーミーでフォーキーな叙情性を漂わせる。そんな〈とらえどころのなさ〉がなんともポップで素敵。

スズメンバ『enitohanicolte』
◇昨年秋にリリースされた、SUZMENBAのセカンドアルバム『enitohanicolte』。リリース元はウチリパン郡を輩出した奈良のシリディスクと知り、なるほど…と納得。

 この開放的なサウンドは、やっぱり野外が似合いそうだけど、寒い冬の日に部屋のなかで聴くのも妙にハマる。ほっこりあたたかな人肌ダブミュージック。かなりオススメです。

 ちなみに、一緒にもらったCD-R『Panpas Escargos』は、前述のむうとんと以前に本欄でも紹介したシャブシャブくんがやってるユニットで、キュートで脱力感あふれるボーカルと緻密なトラックがカテゴライズ不明の味を醸し出すアイドル・テクノポップ。正式音源はまだないけれど、ライヴは結構やってるそうで、こちらも要チェックです。

SUZMENBAの作品を紹介
07年にリリースされたSUZMENBAのアルバム『enitohanicolte』
05年にリリースされたSUZMENBAのアルバム『Faint Memory』

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