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井口啓子の西日本ロック紀行

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No.181 DJ shabushabuの闇鍋ダンスで年忘れ!

2007/12/26 | タグ:

Text: 井口啓子(SUPER!)

 あったか~いお鍋がおいしい季節ですね。鍋料理の魅力はなんといっても、どんな食材でも切って煮込めばとりあえず鍋になるという大らかさ。水炊き、寄せ鍋、ちゃんこといった定番モノに加え、最近は豆乳、チゲ、イタリアン鍋……と味わいも実にワールドワイドになりつつあるようで。無国籍はいまや日本のスタンダードなのだ。

shabushabu “honyanko bushi”プロモ・クリップ

 さて、そんな鍋のお供に、こんなCDはいかが? オオルタイチとのユニット〈おばけじゃー〉でも活躍するshabushabuの初ソロアルバム。その名も『ALL IN ONE POT』であります。

 イヨー、ポン! という歌舞伎の効果音に続き、「ただいまよりDJshabushabuののアルバムALL IN ONE POTが始まります。どうぞお楽しみください」といった老婆のナレーションで幕を開けるやいなや、ダンスホールにブレイクビーツ、ハウス、アンビエント、日本の雅楽や民謡まで、世界のあらゆるダンスミュージックを貧欲な舌で縦横無尽に呑み込んだトラック(皿)が、めくるめくサーヴされてゆく。

 その華麗な手さばきに仰天しつつ、未知の珍味にドキドキワクワク、箸を延ばせば、脱力&キュートな歌声やサンプル音も絶妙のスパイスとなって、その味わいは闇鍋的バッドテイストどころか、そこはかとなくファンキーで洗練された〈shabushabu味〉。クレイジーキャッツの精神を受け継ぐ、スーダラ節ならぬ“Honyanko Bushi”にはシビれまくり! 日本人に生まれた幸福をしみじみ噛みしめずにいられません。

 世界のグルメを食べ尽くしたというワガママな舌も、大マンゾク間違いナシ。今年の忘年会はshabushabuで決まりです。

・文中に登場した作品を紹介
今年11月にリリースされたshabushabuのアルバム『ALL IN ONE POT』
06年にリリースされた、おばけじゃーのセカンド・アルバム『満福語』
11月にリリースされた、オオルタイチの編集盤『Drifting my folklore』

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