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井口啓子の西日本ロック紀行

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No.172 あのミュージシャンが結成した漫才ユニット〈パトリシア熊五郎〉

2007/10/23 | タグ:

Text: 井口啓子(SUPER!)

 「QJ」の誌面からもかねがね感じていましたが、「べしゃり暮らし」を読んで、今の若者にとっての〈ヒーロー〉はロック・ミュージシャンではなく、お笑い芸人なんだなあ、と再確認。

パトリシア熊五郎のM-1予選登場動画

 ひと昔前なら、パンクに衝撃を受けてギターを手にしていた少年が、今はダウンタウンの松ちゃんに衝撃を受けて――ということなんでしょうか? と思っていたら、なんと大阪のバンド・シーンにもお笑いの波が到来しているとの噂。ネタ元は毎度、どローカルな音楽情報を提供してくださるニワくん(UWAN/サスペリアのスタッフ)。なんでもオシリペンペンズのモタコくんと留田くんが〈パトリシア熊五郎〉という漫才ユニットを結成。M-1グランプリにも出演したらしい。

 他にもMIDIsai主宰のKA4Uくんとガルペプシさんがお笑いユニット(?)をやってたり、あふりらんぽのピカチュウが〈悶々トゥナイト〉という名前でナレーション・パフォーマンス(?)をやってたり。未見ゆえ〈?〉ばかりで恐縮ですが、なにやらおもしろげな動きが起こりつつあるよう。

 参考までに、ネットで検索してみたら、クリトリックリスのスギムさんがブログで〈パトリシア熊五郎〉の写真と画像をアップしているのを発見(→ 記事はこちら)。むむ。これは意外や正攻法のような……?

 80年代の〈アリスセーラー〉、〈保山宗明王〉、〈モダンチョキチョキズ〉に始まって、ご存じ〈佐伯誠之助〉にヒップホップおばけミュージカルを名乗る〈おばけじゃー〉、そして紙芝居を導入して以降の〈グラインドオーケストラ〉まで。お笑いとロックの垣根がないのは大阪の音楽の伝統ではありますが、〈パトリシア熊五郎〉に関しては、もはや音楽はなんの関係もないだけに、ますます気になる……。近いうちにレポしますので、しばし、お待ちあれ。

・文中に登場したアーティストの作品を紹介
今年9月にリリースされた、あふりらんぽのアルバム『スートブレイコー』
オシリペンペンズが05年にリリースしたアルバム『猫が見たライブ』
06年にリリースされた、おばけじゃーのセカンド・アルバム『満福語』

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