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井口啓子の西日本ロック紀行

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No.158 ミックスナッツハウスから広がる音楽の輪! の巻

2007/07/18 | タグ:

Text: 井口啓子(SUPER!)

 皆さん、例のアレはご覧になりました? そうそう、アレアレ。ミックスナッツハウスのニューシングル“Flyin'”のフライヤーです。本秀康さん、小田島等さん、松本亀吉さん、小藪千豊さん、安田謙一さん、森山裕之さん……といったそうそうたる顔ぶれに混じって、私もコメントを寄稿。しかも五十音順ということで一番上に。なんかスイマセン……と恐縮しきりですが、コレを見たらミックスナッツハウスが絶対好きになる!という素敵な仕上がりなんです 

◇手前がソラネコの3rd CD『ちょっぴりさま』。山口マオさんのカラーイラストを全編に引いた、絵本のようなブックレット。もうひとつはソラネコのギタリスト、木村くんのソロアルバム『今はじめて君の声をきいたよ』。万華鏡のようにカラフルに表情を変えてゆく多重サウンドは「金縛りにあってる時の音響を実現した」そう。ちなみにLa Turboは来月8日にニューアルバム『Flagship』が発売!

 と、いう感じで。久しぶりに会った知人に「イグチさんがミックスナッツハウスをすごく押してるって評判ですよ」と言われてしまった私ですが、今回はミックスナッツハウスのメンバーの〈別の顔〉をご紹介。

 まずは、ドラムの野村くんが参加するソラネコ。童謡のようにイマジネイティヴな歌世界を、トイピアノやアコーディオンの無国籍な音色が彩る摩訶不思議ポップ。朴訥といなたいようでクールな疾走感も感じさせる辺り、元Golden Syrup Loversのギタリスト、木村くんがサウンド面でのキーを握っているせいか? 空を高らかに舞うような、はたまさみさんの明瞭な歌声も印象的。アニメソング(『風の谷のナウシカ』的な)とか歌ったらハマりそう! 

 一方、ベースの安威くんが参加するLa Turboは、ブラジリアンジャズテイストの生音を奏でる6人組バンド。SaigenjiLavaリトルクリーチャーズの栗原務さんも絶賛してるそうで、サンバの複雑なリズムも風のようなさりげなさでソフトに繊細に聴かせる辺り、ちょっとありそうでない個性。〈見たことのない郷愁〉を描き出すボーカルの加藤智子さん(昨年の大滝詠一のトリビュートアルバムにソロで参加)の包み込むような歌声も素晴らしい、湿度の高い日本の夏に心地いい、クールビズ・サウンドです。

 ミックスナッツハウスで着ぐるみ被ってピョンピョンやらされてた彼らが、こんな音楽を……と思うと、感慨もひとしお。もちろん、ミックスナッツハウスは関係なく、両者とも関西でも独自の世界観を持ったいいバンドだと思うので、ぜひチェックしてみて下さい。

・文中に登場したアーティストの作品を紹介
今年6月にリリースされた、ミックスナッツハウスのシングル“Flyin'”
今年3月にリリースされた、ミックスナッツハウスのシングル“neon”
06年12月にリリースされた、ミックスナッツハウスのシングル“鳥獣トゥナイト”

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