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井口啓子の西日本ロック紀行

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No.131

2007/01/15

Text: 井口啓子(SUPER!)

 連日、お酒に始まりケーキに終わる宴続きで、心身共にユルみまくった年末年始。唯一した運動はWiiって……。そろそろ気を(そして、カラダを)引きしめて、社会復帰せねば。と言いつつ、今回は正月の話題です。ここ数年、元旦の恒例行事となっている神戸の安田(謙一さん)家詣で。キングジョー夫妻とも実に一年ぶりの再会。そこで拝見したのが〈ジョーのDee Jayバッグ〉の最新版イラストでした。

 〈ジョーのDee Jayバッグ〉とは。7インチレコードのスリーブに曲からイメージしたオリジナルイラストを描いた、キング・ジョー独自のもの。もともとは「DJでよく使うシングルをブースの中の暗闇でもすぐ判るように」との目的で始めたハズが、いつしかそれがサラリーマン生活の唯一の息抜きであり、DJと並ぶ魂のステージとなって行ったそうで。モチーフは、モッド・アンセム シュガー・パイ・デサント“SOULFUL DRESS”に、友人からのリクエストでECD“言うこと聞くよな奴らじゃないぞ”、明け方にからっぽのフロアにむけて自分のために回すというトッド・ラングレン“I SAW THE LIGHT”まで。脳内で抽出されたばかりの、ピチピチ音を立てているインスピレーションを鮮度の落ちないうちに紙に定着させたようなフレッシュで独創性に満ちたイラスト群は、まさに究極の遊び書き。こんなナイスな作品、世界でも絶対に唯一無比! 

 なんとここ一ヶ月ぐらいは、一日一枚をノルマと課しているそうで、毎日朝から深夜までハードな仮面生活を終えた後にこれを……と思うと、また感慨もひとしお。「この情熱が株の売買なんかに向いてたら、今頃ヒルズに住んどったかもしれません。」とは本人談ですが、その過剰なサムシングには巷の自称ミュージシャンよりも、よっぽど濃ゆいロックエキスを感じてしまいましたよ。

 その〈ジョーのDee Jayバッグ〉シリーズ(の原画)は現在、mixiでのみ公開中。ヴァーチャル社会交流なんてワシは絶対やらんという人も、コレを見るためだけに信念を曲げてみて損はないハズです。

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