SUMMER SONIC 2008 大阪レポート
2008/08/14 | タグ:Cajun Dance Party Crystal Castles Death Cab For Cutie Joe Lean & The Jing Jang Jong Los Campesinos! Paul Weller Spiritualized Super Furry Animals The Jesus And Mary Chain The Kills The Kooks The Thing Things The Verve Vampire Weekend WOMBATS Yelle
2008年の夏も真っ盛り!各地で夏フェスが行われていますが、こちらでは去る8月9日(土)と8月10日(日)に行われた、都市型フェス〈SUMMER SONIC 08〉大阪会場のレポートをお届けします。
●Summer Sonic 2008 大阪レポート 8月9日(土)
新しい舞洲特設会場に場所を移しての2年目となる大阪、まずは入場ということで、JR桜島駅に降り立つと、すでに痛いほどの日差しが降りかかります。昨年は、シャトルバスに乗るのに1時間以上待たされたので、早めに出発したものの、今年は待ち時間ほぼなしですぐに乗ることができて、びっくり。全体に言えることですが、今年はかなりの部分でいろいろな部分が、改善されていて、より快適なフェスを目指そうとする運営側の意識が感じられました。思ったより早めに着いたので、物販でも覗こうかとオアシス・エリアの物販ブースへ向かうと、ここはさすがに長蛇の列。毎年のことですが、人気Tシャツはすぐ売り切れてしまいます。並んでいると、ライヴに間に合わなさそうなので、一路メインとなるオーシャン・ステージへ。
朝一番にもかかわらず、オーシャン・ステージにはトップバッターのUKロック・バンド、ウォンバッツを待ちわびるファンが大勢。毎年恒例のカウント・ダウンに続き、バンドが登場!2日間のフェスの始まりです。毎回フェスで思うのは、シングル・ヒットのあるバンドは強いなということ。彼らもシングル曲の“Kill the Director”などでは、一気に会場のヴォルテージが上がり、朝にもかかわらず大勢のファンの大合唱が起こります。ヴォーカルが明日出演するデス・キャブ・フォー・キューティーのTシャツを着ていたのが、印象的。好きなのかな。数曲でメインを後にし、話題のUKのエレクトロ・ポップユニット、ティン・ティンズを見に、ダンス、パンク系のアーティストが充実のスカイ・ステージへ。iPodのCMに曲が抜擢され、アルバムもイギリス・チャート1位を記録するなど人気の彼ら。朝一番のステージはちょっとかわいそう?と思えば、こちらもすごい人。ドラムとギターの男女デュオながら、バックトラックをうまく使い、広がりのある音を聴かせてくれます。ヴォーカル、ケイティ嬢のフォト・ジェニックな魅力にやられます。
再びオーシャン・ステージに戻り、NYのインディ・ポップ・ロック・バンド、ヴァンパイア・ウィークエンドをチェック。カリプソ風なテイストも加わった抜けのいい彼らのサウンドは、夏のフェスにぴったり!ビールが進みます。続いて、すごい人波のパーク・ステージのHYを横目に、ダンス・ステージへ。エレクトリック・男女デュオ、クリスタル・キャッスルズの登場です。破壊力のあるライヴが話題の彼ら、その前評判に違わず、攻撃的なサウンドで繰り広げられるパフォーマンスはまさにロック。ヴォーカルのアリスが、客席に飛び込んだり、スピーカーの上に登ったりと、暴れまくります。短めのステージでしたが、バンドの勢いを感じさせる充実のステージ。ちょっとチェックをしようと見たのですが、フェスではこうして思いがけず、いいライヴを目にすることができるのも、楽しみのひとつ。彼らは、すでに単独での来日も決定しています。
午後になりそろそろお腹が空いてきたということで、オアシス・エリアで昼食を。ご飯は、焼きそば、カレー等の定番ものから、ロコモコ丼などまでかなりの充実ぶり。初日は、ケバブライスを食しました。木陰でビールを飲みながら、メインから流れてくる311の音を聴いて、気持ちいい感じです。
お腹も満たし、エネルギーも充電したところで、オーシャン・ステージへ戻りクークスへ。昨年はメイン・ステージはかなり砂埃がひどかったのですが、今年は人工芝マットを引いてあり、ここでも対策が取られていました。クークスは、若いながらヴォーカルのルークが、ぐいぐい引っ張っていく、貫禄すら感じさせるステージ。午後になって、ぐっと人の増えたメインの観客を魅了します。途中、曲の途中で、お客さんを全員座らせるというめずらしいパフォーマンスも。ちなみにドラムのポールが、スーツ姿でネクタイまでしてたのですが、暑くないのか?
4時を過ぎても、まだまだ鋭い日差しの中、ここからはインドアとなるソニック・ステージへ。冷房がほてった体にここちいいです。まずは、もうベテランと言ってもいい、UKバンド、スーパー・ファーリー・アニマルズ。巨大ヘルメットをかぶり、ヴォーカルのグリフが出てくる定番のオープニングから、最新作『Hey Venus!』からの曲と、ヒット曲を織り交ぜたさすがの安定したライヴで、バンドの底力を感じさせてくれました。続いては、ジェイソン・ピアース率いるサイケデリック・バンド、スピリチュアライズド。これが圧巻のステージ!5人編成のバンドに、ゴスペルコーラスを加えたメンバー構成から繰り出されるのは、音、音、音の洪水。発売されたばかりの新作『Songs In A&E』からの曲や、名曲“Come Together”などを披露し、ラストは、ノイズ・ジャムセッションで、ジェイソンがギターを投げて終了。終わった後もしばらくは、音の残像がソニック・ステージを包んでいました。
そして本日のラスト、同じくソニック・ステージのトリ、再結成ジーザス&メリー・チェイン!メインのヘッドライナー、コールドプレイ(同じく出演のアシリア・キーズがゲスト出演したとか)の裏ということで、若干人は少な目ながら、往年のファン(筆者含む)が、ステージ前に集結しているところに、ジム&ウィリアムス兄弟登場。一曲目の音が鳴った瞬間、鳥肌が立ちます。当たり前ながら、そこにあるのは当時と同じサウンドで、曲と一緒に当時の自分の思い出がよみがえります。最初数曲機材トラブルがあったものの、その後は持ち直し、淡々としたステージングながらも、“Head On”、“Far Gone and Out”、“Just like honey”などのヒット曲をプレイ、途中演奏された新曲が、これまたすばらしかったのもバンドの今後の可能性を感じさせてくれました。ラストは“Reverence”で、元祖ノイズ・ギターバンドとしての意地を見せつけて終了。鳴りやまないアンコールが、今だ色あせない彼らの音の人気を物語っていました(ちなみにアンコールはなし)。
帰りのバスも大きな混雑はなく、夜空に浮かんだきれいな半月と、打ち上げられた花火を目にしながら、明日の期待を胸に一日目は終了。2日目へと、フェスは続きます。


























