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OOPS!編集部による、07年振り返り座談会

2007/12/30 | タグ:

 今年発売された作品や、今年起こった音楽周りの出来事について、OOPS!編集部がアレコレと雑談してみました。話題を集めたクラクソンズやジャスティス~レディオヘッドのダウンロード販売~日本のアーティストについてまで、ダラダラと語り尽くしております。これを読めば2007年の音楽界はバッチリ理解できる……わけではないです!

アーケイド・ファイア“No Cars Go”プロモ・クリップ

原田 えーと、今年のベストをそれぞれ挙げつつ、ゆるやかに今年1年を振り返ってみようかなと思ってるんだけど。今手元にあるいろんな雑誌のベスト盤情報を見てみて、なんか気になった盤はある?

澤田 doops!で海外のサイトを紹介したんですけど、今年はアーケード・ファイアが評判いいんですよね。日本ではいまいち人気がなくて、日本盤すら出なかったんですけど。

NMEの07年シングル・チャート1位に選ばれた、クラクソンズの“Golden Skans”プロモ・クリップ

原田 同じカナダのブロークン・ソーシャル・シーンも現地では大人気だけど、日本ではそこまで知られてないよね。ネットが普及したところで、そういう温度差は埋まらないのかもね。一方で、クラスソンズとか、ジャスティスとか、そういうエレクトロ感の強いユニットが今年は人気だった。わかりやすい感じでブームだったし。

澤田 ジャスティスなんかは、オシャレな若者が聴いて暴れる音楽でしたね。DEXPISTOLSのDJではストゥージズをかけたりしていて、ジャスティスと近い感覚で好まれているのを実感したんです。そういう聴かれ方をすることによって、ダフトパンクの位置づけも変わってきているような感じがしましたね。エイフェックス・ツインがロック・リスナーに聴かれるのともまた違うような。

ジャスティス“D.A.N.C.E”プロモ・クリップ

片山 僕はバトルスが良かったですね。今年っぽいというか、勢いがあったと思います。新しい匂いのする音楽っていうか。ポストロック的な場所に位置するインスト・バンドの停滞感と比べると、ずっとキャッチーだったと思うんです。

原田 クラクソンズとかLCDサウンドシステムとかジャスティスなんかをひっくるめて見て、なにが一番面白いと思った?

澤田 僕はダントツでシミアン・モバイル・ディスコですね。フジロックのライヴも良かった。

シミアン・モバイル・ディスコ“Hustler”プロモ・クリップ

原田 俺はジャスティスが一番良かったかなー。単純化されたわかりやすさがしっかり伝わったというか。かつてのダフトパンクみたいな吸引力があったと思う。

片山 僕はディプロ周りが面白かったです。ジャスティスは、エレクトロを取り入れたロック・バンド的に受け入れられてますよね。“D.A.N.C.E”はみんな知ってる感がある曲だったし。いいアーティストだとは思ったんですけど、次があるのかなと思ったりして。

原田 刹那的なところが評価に繋がったのかもよ。パンクの評価ってバンド自体の有り方と結びついていくから。どのユニットも、パンク的な評価のされ方をしていて、そういう面で去年までに築いてきたものを壊した1年だったということが言えると思う。去年までに築かれたものがなんだったのかはまた別の日に考えるということで(笑)。

●会話中に登場したディスク
アーケイド・ファイアのアルバム『Neon Bible』
ジャスティスのアルバム『Closs』
クラクソンズのアルバム『Myths Of The Near Future』
バトルスのアルバム『Mirrored』

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