第8回 ラットビル!
2009/06/17 | タグ:RATVILLE
ども、今回は超カッコいいダブ・バンド、RATVILLE(ラットビル)さんがアルバムを出すとの事でメールインタビューさせてもらいました。RATVILLEは、course-k(mix、synth、melodica、sampler)、Sato(guitar)、Arii(drums)からなる大阪の3ピース・バンドです。タフでタイトなリズム隊にスモーキーというより、もはやサイケなギター、どこか不穏な空気をかもし出しながら音で喧嘩しているかのようなライヴを拝見し1発でファンになりました。
■今月の気になる一枚 RATVILLE『DUBS ON THE CORNER』
――RATVILLEの事をよく知らない人もいると思うので、基本的なことですが、結成までの流れ、結成後には大まかにどのような活動をしていたのか教えてください。
Arii 元々RATVILLEの前に今の3人+ベースの4人でオルタナとゆうかヘビー・ロックとゆうか、まぁそうゆう感じの激しい目のバンドをやってて。ダブ・ミックスの耕輔(course-k)がギター・ボーカルで(笑)。で、まぁ就職的なあれでベースが抜けて、その後も3人でスタジオ入ったりはしてたんですけど、特にライヴとかはせず。ほんでゆうてる間に耕輔がソロでトラック作りたいみたいな感じで抜けて、しばらく僕と信吾(Sato)は2人でメンバー探してたんですけど、耕輔も僕ら2人も煮詰まるとゆうか特に進んでない状況やったんで、もうそれやったらまた一緒にやらへんか? みたいな感じで僕が声かけて。耕輔が1人でやろうとしてたことと僕ら2人がやろうとしてたことを試しにぶつけてやってみよやくらいの軽いノリで。だから特にダブ・バンドやろうぜ、みたいな感じで始めたわけではないんですよね。僕も信吾もダブとか全然聴いてなかったですし。
で、結成後は比較的初期からいろんなイヴェントに誘ってもらえて、その活動の中でいろんな音楽と出会ったり、現場を体験したりして、刺激を受けながらだんだん今のスタイルみたいなんが出来ていった感じです。
――ドラム、ギターが生楽器でベースは打ち込みなのが、生バンドの躍動感と打ち込みのタイトな気持ちよさのバランス的にもバッチリだなと思いました。ダブ・バンドで考えても少し変わった編成だと思うのですが、拘りなどはあるのでしょうか?
Arii これはよく聞かれるんですけど、特に意図してベースを打ち込みにしてるわけではなくて、ただベースのメンバーがおらんかっただけってゆう(笑)。まぁでも結果的にはこの編成は理にかなってるかなとゆうか、やけさんもおっしゃってるように生のライヴ感と、所謂クラブミュージックのシーケンス感とゆうかタイトなグルーブが出せるし良かったかなぁと思ってます。拘りがあるとしたらなんぼサンプリングとか使っててもビートの領域は完全に生ドラムでやりたいので、ハットとかパーカッションとかそうゆうのをサンプルで被せたりってゆうのは一切しないようにしてます。
――レゲエ的なフレーズをディストーションかけて弾いていたり、曲によってはシューゲイザーのようなサイケデリックなギターも印象的でした。このギターがラットビルの非レゲエ的な部分を担っているような気がしたのですが。
Sato まぁもともと歪んでなんぼですからね。どれだけ爆発できるかというか。レゲエから学ぶことは多いけれど実際演奏しているときは何々的というのはどうでもよくて、メンバーと音を出した時にそういった類の音が自分の中から顔を見せたっていうだけの話で。曲としてまとめていく段階で色んな小細工を試したりするけど結局初めに弾いたのが良かったりして、じゃあ今までのはなんだったのか? ということになってそれを繰り返しているうちに出来た感じです。
――太く低いベース、飛び交うエフェクト音が単純に気持ちよかったです。メンバーの方がミックスを手がけていらっしゃいますが、今回のアルバムのミックスはどのようなイメージで作られたのでしょうか?
course-k 僕らの場合、先ず素材ありきというかは曲作りのセッションの段階から、ダブミックスは演奏として組み込まれているので、普段スタジオやライヴで演奏している時の熱をいかに損なわず音源に詰め込むか、そこが一番苦労しましたね。
曲によってはあらかじめ何も決めずに一発でダブ・ミックスした曲もあって、それで重視したのは勿論ノリです(笑)。その瞬間の空気がリアルにパックされてるのがダブの旨味やと思うんで。後から自分で聴いても何でこうなったか思い出せないことが多い(笑)。アルバム通してその両者のバランスをとってる感じですね。
――基本的にはインストですが、エモーショナルというかロマンティックというのか分からないですが気持ちを鼓舞させるような快楽性以外の何かも重要視しているような気がしたのですが、どうでしょうか?
course-k 以前に自主でリリースしたEPで、タイトルや曲に変わった日本語使ったりしてたんで、ある人には「ハードコア文学ダブ」って言われたりしましたね(笑)。単純な快楽と共に、映像や文章が浮かんできたり〈意識的〉に捉える部分があって、それが〈考えながら踊る〉というか、無意識が意識的に、非現実が現実になるベクトルにも向かえるような、その辺りはイメージとして大事にしてます。快楽の代償ってのはいつもつきまとうと思うので、その代償としての〈意識〉というか。
Arii 特にテーマを持って曲作りしてるわけではないんですけど、作っていく上でなにかしら感情移入できないと演奏も嘘くさくなるとゆうか、なにしていいか分からんようになるので、曲のもつ感情の温度みたいなんをメンバーで話したりはよくします。自分の中に目を向けて行くサウンド・トラックとかいうたらカッコいいかも知れないですけど(笑)。不特定多数に向けての具体的なメッセージがあるわけじゃないだけにものすごくパーソナルな意識でやって、結果それがユニバーサルになったらええなぁとか思たりはしてます。まぁでもそうゆう音以外の話って全部後付けですよね(笑)。
Sato 世の中には心を鷲掴みにする音っていうのがあるんでしょうね。悲しくも美しい、と同時に嬉しいみたいな。それが出来たら良いと思います。
――直接的にはジャマイカのレゲエとはまた違う部分も多いと思ったのですが、ジャマイカのレゲエについてはどのように思いますか?
course-k 70年代のレゲエ、ダブほどハードコア且つセンスに溢れた音楽は無いと思ってます。それでいて深みも優しさもあるんで。元々レゲエが自分達のルーツではないけど、掘り下げるにつれて出会わざるを得なかった感じです。永く付き合ってちゃんと向き合う必要のある音楽だと思う。その向き合った分は答えを返してくれるというか。
Arii よく「UKとかの感じですよね」って言われるんですけど、なんぼUKものやらUSものやら聴いててもダブを聴いてるときは確実に意識はジャマイカにいってて。そらーやっぱこないルーツが強烈な音楽って中々ないですよね。そこのストリクトな部分に魅せられてやってますし。僕ら出音としてはジャマイカのルーツ・レゲエとかとはかけ離れてるかも知れないですけど、感覚としてはルーツ・レゲエ/ダブを僕らなりにストレートにやってるつもりとゆうか。
あと、現代日本でそのコアな部分を完全に伝承してるヘビーさん(秋本武士/ REBEL FAMILIA、THE HEAVY MANNERS)の存在はめちゃめちゃデカいです。
Sato 単なるタフガイじゃない本当にタフなスピリチュアル・ミュージック。
――色々とありがとうございました! これからのご活躍も楽しみにしています。
Arii こちらこそありがとうございました! なんだかガチで答えてしまってすみません(笑)。長々と読んで頂いたみなさんもありがとうございました! では、現場でお会いしましょう!
7月17日(金) Shinsaibashi CLAPPER
出演:REBEL FAMILIA、WESSUN feat. INDEN(土俵ORIZIN)、TUTTLE(DUBSTEP RUDE/ Marginal Records)、Quido a.k.a dj拓馬、MIGHTY MARS(T-SKRABBLE DJ'S)、SAK-DUB-I feat. HAMATAI(HIGH RISE/ BANG A RANG)、TELL(BUDDHA SMOG)、RATVILLE
OPEN/ START 23:00
料金:前売り ¥2,000、当日 ¥2,500(without 1drink)
やけのはらプロフィール





























