第23回 やけのはら×LANTERN PARADE対談
第23回 やけのはら×LANTERN PARADE対談2011/08/16
今回は8月1日に、『DISCO CHAOTIC DISCHORD』、『初期のランタンパレード』を同時リリースされたランタンパレードさんにお話を伺いました。
■LANTERN PARADE プロフィール
やけのはら新作のお話の前に、どういう音楽を聴いてこられたのかとか、そういうベーシックなところからお聞きしたいと思います。最初に音楽に興味を持ったのは何歳くらいでした?
清水最初はブルーハーツですね。13歳くらいで、“TRAIN-TRAIN”の頃。
やけのはらいま振り返ってみて、ブルーハーツのどのポイントが引っかかったんだと思いますか?
清水ファッションもインパクトがあったし、ヒロトの岡山弁の朴訥とした感じとか、もちろん音も衝撃的でしたし……もうすべてですよね。
やけのはらそこからパンクに入っていったんですか。
清水そうですね。で、ピストルズのジョニー・ロットンが、カンとかキャプテン・ビーフハートとかレゲエを聴いてたと知って、そういうものにも手を広げていって。それが高校くらいですかね。
やけのはら自分で音楽をやろうと思ったのはいつですか?
清水中学の時にギターを買いました。でも、高校までは周りに音楽の話が合う人がいなくて。
やけのはらじゃあ高校時代はひとりでギターを練習するような音楽生活ですか。
清水はい。で、仕事をしながら音楽やろうと思って、93年に地元の愛媛から東京に出てきました。ミュージシャンを目指して……ってほど強い気持ちを持ってたわけでもないんですけどね。何の考えもないままに。
やけのはらとりあえず上京してみようと。東京はどうでしたか。
清水いや~いいなあって(笑)。こっちに来て、初めてライヴを観たんですよ。93年の5月、渋谷QUATTROでのBEYONDSとNUKEY PIKESの対バン。地元はライヴハウスもないような田舎だったので。バンドを初めて組んだのも、東京に来てからなんです。出てきて4年目の97年。
やけのはら最初のバンドはどういうきっかけから結成したんですか?
清水チラシにメンバー募集が出ていたので、電話して知り合ったんです。envyとかが活躍されてるハードコア・シーンってありますよね。その2軍みたいなところで活動している目立たないバンドでした。ライヴを10回くらいやって、99年くらいに解散。音源も残さないまま伝説に(笑)。
やけのはらそこから宅録期に入ったんですか。
清水またバンドをやろうとしたんですけど、メンバーが全然見つからなかったんですよ。それで、もうひとりでやろうと思って。
やけのはらROSEからデビューしたのが2004年ですね。曽我部(恵一、ROSEレーベル主宰)さんとは面識があったんですか?
清水まったくなくて、デモテープを送ったんです。曽我部さんは当時「ロック画報」という雑誌で連載していたんですけど、そこに「レーベルやるんでデモ募集します」みたいなことが書いてあったんですよ。曽我部さんがいろいろ聴く人だというのは知ってたんで、「物好きそうだし、気に入ってもらえるかも」とか思って(笑)。
やけのはら宅録を始めた時はどんな作風だったんですか。
清水今回リリースした『初期のランタンパレード』の作風に近いですね。
やけのはら『初期のランタンパレード』はデビュー前の音源ということですけど、清水さんの作品のなかでもいちばんソングライティング色が強い印象を持ちました。ギターとかキーボードも入ってますし。そこからデビュー作以降の、サンプリング主体の作風へと移行していったのはどうしてなんでしょう。
※LANTERN PARADE『初期のランタンパレード』の試聴ページはこちら!
清水宅録をやってたら、そういうものができちゃったんですけど……普通に楽器を弾いてっていう方法では作れないものが、サンプリングだと作れますよね。そういうところに惹かれたのかもしれない。
やけのはら清水さんはレコードがすごい好きそうですし、実際にいろんな音楽をサンプリングしてる。最初にギターから入った人らしからぬ感覚を持たれてるように感じるんですよ。プレイヤー志向よりもリスナー体質というか。
清水バンドをやってた頃は、クラブ・ミュージック的なものはそんなに聴いてなかったんですよ。それがちょっとづつ興味の矛先が変わって行って、ヒップホップとかハウスとか、いろんな音楽にどんどんハマっていきました。
やけのはらリリース・ペースがとにかく早いですよね。
清水制作に時間がかからないんです。あまり考え込まない。曲を作る気分にならなくて間が空いちゃうことはありますけど、作り始めたらだいたい2日くらいで1曲出来上がる。歌詞はノートに書き溜めているので、そのストックを使ったりして。だから、(曲作りは)日記みたいなものですね。アルバムは、ここ半年分の日記みたいな。




































