第15回 2009年ベスト!
第15回 2009年ベスト!2010/01/18 | タグ:やけのはら
ども! あけましておめでとうございます。さて、開始1年を超えて未だに行くあても見つからず、先日はダメもとで原稿料を上げてくれと頼んだら即答で「無理です」と言われた上に、「この頃、話すだけでまとめを投げっ放す手抜きが多くないですか?」と逆襲され気まずい思いをしているこの連載ですが、恥ずかしながらもまた年を越すことが出来ました! 今年もご拝読よろしくお願いします。
さて、年始の音楽雑誌~音楽サイトの定番企画といえばやはり〈○○年BEST〉とかそういったものです。「あ~こんなのもあったのか!」とか「やっぱりこれ良かったよな~」とか、定番企画だけあってやはり読んでいて楽しいものですし、新たな音楽との出会いのきっかけを作ってくれたりするわけであります。なので、ここはドカンと安易に私も安全牌に乗らせていただき、今回は〈みんなに聞いた! みんなが聴いた! 2009年BESTはこれだ! そしてそれを聴いて勉強させてもらう!〉という企画で行こうと思います。ただし! 例えば著名なミュージシャンや評論家、有名人などのベストなどは様々な雑誌でほっといても読めてしまいます。なので音楽雑誌からはベスト選出の依頼が来ないであろう普通の友達にベストを聞きました。
1人目は下北沢に在住の会社員、長汐祐人クン(24)です。
2. Dorian 『Slow Motion Love』
3. Perfume “I still love U”(『トライアングル』収録)
4. Shoko Nakagawa “I WANNA SHERBET YOU(tofubeats EDIT)”
5. iLL “Deadly Lovely”
6. とうめいろぼ 『とうめいなじかん』
7. 電気グルーヴ 『20』
8. □□□ 『everyday is a symphony』
9. MIKA “We Are Golden”
10.thai kick murph 『olympia』
☆七尾旅人×やけのはら “Rollin' Rollin'”
「ローリン・ローリンは別枠にさせていただきました。別格です!!」との事で別枠にしていただきました。恐縮です。リストに目を戻してみると、振り切った、ほぼ邦楽のセレクトであります。私が聴いたことあるのは、1、2、7、10ですね。昨年のリストと見比べると、兎に角、電気グルーヴと□□□、Perfume、tofubeatsが好きなことが分かりますね。万が一その面子のコラボレーションなどがあれば2010年ベストのトップにランクインは確実ですよね。と、来年の予想までしてしまいましたが、教えていただいたリストから聴いたことのない曲をYouTubeで聴いてみました。ミーカさんで“We Are Golden”。〈スタジアム〉という言葉が頭に浮かぶスケール感の大きな開放感のある曲ですね。
ところで、長汐クン、「いや~サラリーマンて大変ですね。毎日朝起きるんですよ」とフレッシュな弱音をこぼしていましたが、お仕事には慣れましたか? 今年も恋にお仕事に頑張ってくださいね!
さて2人目は横浜市在住で高校の後輩(在学時期に被りは無し)の三枝泰介クン(21)です。
2. 芳川よしの 『Beyond The Chasm』
3. PAN PACIFIC PLAYA 『PAN PACIFIC PLAYA 2』
4. nou 『Sweet Memories』
5. Dorian 『Slow Motion Love』
6. AC SLATER 『Party Like Us』
7. SQUIRE OF GOTHOS 『Rave Lord EP』
8. VANDALL “Viva La Revolution”
9. ももいろクローバー“未来へススメ!”
10. 七尾旅人×やけのはら “Rollin' Rollin'”
「ブレイク・コアなど、速いジャンルの新譜に良いのがなかったですが、ベースライン・ハウスで良いリリースがあったり、techdanceがカッコ良かったり、なにより地元の先輩や身の回りの方の素敵なリリースが多くていい年でした」とのことです。またしても“Rollin’Rollin’”を選んでいただきました。恐縮です! なんか気を使わせてスンマセン。で、あとDorianもまたしても入ってますね~、人気ですね~! この中で私が聴いたことあるのは、1、2、3、4、5、10です。4位に輝いた脳さんのアルバムはザックリしてファンキーで変なアルバムで私も大好きでした。1位のdj newtownさん、2位の芳川よしのさんはマルチネ・レコーズというネット・レーベルからのリリースで、無料でMP3をダウンロードできるので気になった方はぜひチェックを!
そして、またしても聴いたことないものをYouTubeで聴いてみました。ヴァンドール“Viva La Revolution”“Viva La Revolution”ですが、これは大分ハイパーなテクノというか、派手なシンセが90年代前半のレイヴ・ミュージックを彷彿させる曲ですね。このテンションで踊りきるのはかなり体力が要りそうですが、こんなご時世だからこそエビアン片手に踊り切りたいところであります。
三枝クン、今年はついに就職の年ですね。初めてあなたにあった時、あなたは細身の18歳で、どこか可愛らしい感じもあったのに、今では腹太鼓が芸になるほどの立派な体の成長を見せましたね。社会という荒波に旅立った後には様々な困難もあるやも知れません。そんな時こそ、この学生時代の様々な経験を生かし、笑顔で謙虚に、恋にお仕事に頑張ってくださいね。……まあ、私は就職したことないんですけど……。
さて3人目は練馬に在住の会社員、小野圭介クン(26)です。
2. JEFF LANG 『Engines Moan - Live In Melbourne』
3. BLAST HEAD 『NU ISLAND』
4. DJ光 『NU ISLANDの特典MIXCD』
5. DJ NOBU 『LAST CALL MIX VOL.3 SWEET AFTER HOURS』
6. cro-magnon 『plays』
7. 桑田つとむ 『This Is My House』
8. 七尾旅人×やけのはら “Rollin' Rollin'”
9. U.G MAN 『AH…GOOD』
10. Coffee&Cigarettes Band 『Love Thing』
「週末にパーティーやったり、DJやったりしています。曲名とか覚えられないけど良い音楽にたくさん出会えて今年も楽しい一年でした」とのことです。何か一つのトーンが見えてくるような気がする邦人中心のセレクトであります。私が聴けているのは、5、7、8、9、です。2位のジェフ・ラングさんは「超絶なブルース・ギターのテクと、それに頼らない男的猛烈なテンションで走る内容で良かったです」とのことでYouTubeを見てみたのですが、確かにその通りの、超絶なブルース・ギターのテクと、それに頼らない男的猛烈なテンションという感じで良いな~と思いました。あと、曲ごとに短いコメントを付けてくれたのですが、10位のCoffee & Cigarettes Bandさんへのコメントで「これを好きな女子とデートしたなと思いました」というのが気になるところですね。多少日本語がおかしいですが、「これを聴きながら」を打ち間違えたんだと思うのですが……、あえてこれ以上探るのは止めにしておきましょう……。
小野クン、もう社会人も慣れてきたころかな? 何年か前にあなたの実家に泊めてもらったときは、お客がいることによって異常に豪華な朝ご飯が出てきて、自分のうちのご飯なのに「いや~、朝ごはんメチャクチャ美味しいですね~」と感動していましたね。凄く印象に残っています。そのピュアな気持ちのままで、今年も恋にお仕事に頑張ってくださいね!
最後の4人目は、横須賀市東逸見! 日当たり抜群! 庭付き一戸建て在住(←送られてきたママ)の伊藤研作クン(27)です。
2. BEACH WHISTLE ZINEのCD
去年ベストを伺ったときには、年間100日もクラブに行く音楽愛好家にして、前年度リリース作の購入ゼロ、中古を数枚のみ購入という、ある種振り切れ筋の通った音楽ライフを披露してくれました。今年も「2009ベストなんですが、今年も例年どおり全く新譜を買ってなく、貰ったものから今年のベストを総括して2枚出したいと思います!」とのことで、やはり! というかもはや期待通りの、所有欲なし! 音はクラブで聴く! との変わらずの音楽ライフのようでなんだか安心しました。1位の〈PPP2〉は、PAN PACIFIC PLAYA『PAN PACIFIC PLAYA 2』で、2位は「地元三浦のビーチでやってるビーチ・パーティのART ZINEが、デストロイくんがやってるユニバーサルマージナルからCD付きで出ました」とのことで自身の玉光というユニットの音源も入っているようです。いただいたリストの最後に「来年は新譜を買えるのか!?」とありましたが、「頑張ってください!」としか答えようがありません。
「こんな無茶苦茶な生活するのも25歳までっすよ」と数年前に言っていたあなたも、むしろより一層無茶苦茶な生活になっているような気もしますが、行けるところまで無茶しながら遊びに恋に仕事に頑張ってください!
皆様、ご協力ありがとうございました! 以上、2009年ベストでした。人それぞれ色々ありますね~。では、また次回~。
■今月の気になる一枚 DERRICK MAY 『Heart Beat Presents Mixed By Derrick May』
イントロの笑い声に曲が被さってきて、低音ドーン! の瞬間からいきなり捕まれ、そのままファンキーでヒプノティックなグルーヴに乗せられっぱなしの一枚でありました。兎に角、〈絶倫〉という言葉が脳裏に浮かぶ、キレの良いEQ弄りやミックスがカッコ良いですね~。「これが本当のDJだよ。これが本当のミックスCDだよ」と言わんばかりの濃密な80分! 先生! 愛聴させていただきます!
やけのはらプロフィール




































